2016年7月27日水曜日

化石探しGO

ポケモンGOが日本でも配信が開始され,プレーに熱中している人も多いかもしれません.ポケモンGOでポケモンを捕まえるのも楽しいですが…,この夏休みは地質図ナビで地層を調べて「大昔の化石」を探しに行くのも楽しいですよ.

地質図ナビ:
https://gbank.gsj.jp/geonavi/

地質図ナビは,産総研地質調査総合センターから配信される数多くの地質図データを表示できるシステムです.また,活断層や第四紀火山などの地質情報を地質図と合わせて表示することができます.


スマホでも簡単に見ることができるので,スマホ片手に化石探しにGO!恐竜時代の化石を探すならジュラ紀や白亜紀の地層です.


全国の化石探しはwebで色々情報が出ています.博物館のホームページでチェックするのもおススメです.

恐竜化石が見れる日本の博物館をまとめたサイト
http://www.dino.or.jp/dino_m/dm_link.html

Find Travel:子供も大人も夢中でほりほり!「化石発掘」できるスポットがこんなにありました
http://find-travel.jp/article/368

NAVERまとめ:【化石掘りに行く?】化石発掘体験が出来る場所まとめhttp://matome.naver.jp/odai/2137467059661120401

化石を見つけるコツは,神戸市教育委員会「神戸の大地の成り立ちと自然の歴史」のページが参考になります.
http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/strata/fsil_org/16008.html

最後に,化石を採取する時は,「立ち入り禁止の場所には絶対に入らない」,「立ち入りに許可が必要な場合は事前に関係機関に申請する」,「化石採取が禁止されている場所では化石を絶対に採らない(持ち帰らない)」,など,十分にルールを守りましょう.

2016年7月25日月曜日

7/23一般公開終了

7/23(土)は産総研2016年一般公開でした.

http://www.aist.go.jp/tsukuba/ja/pr/2016/


今年の企画は,「実験で観察する断層の動き」.発泡スチロールの模型を使って,地面の割れ目の様子を観察するアナログ実験でした.小麦粉粘土にコーヒーで色付けして地層をイメージして,それを横にずらして「2016年熊本地震」の時の亀裂を再現するというものです.

(模型をずらす前)

(模型をずらした後)

2016年熊本地震」では広範囲に様々な地表地震断層と呼ばれる地面の割れ目が生じました.


2016年熊本地震」のように横にずれる断層では「雁行亀裂」と呼ばれる割れ目ができます.横ずれ断層によってできる雁行亀裂は以下のイラストを参照してください(A:右ずれ断層.B:左ずれ断層.IEVGニュースレターvol.3 No.2(2016年6月発行)より引用)


今回のこの粘土での実験はものすごく単純なのですが,ゆっくり滑らせるのと,早く滑らせるのでは,粘土にできる亀裂の様子が違います.実験をやりながら色々と考えさせられました.

一般公開には多くの親子に来ていただき,中には恐竜ファンの子供も.恐竜のおもちゃを脇に置いていたのがウケたようです.そういえば,熊本地方でも恐竜の化石が出る地層(ジュラ紀?白亜紀?)がありますね.

2016年7月22日金曜日

夏休み:つくばちびっこ博士

夏休みシーズンに突入でこれから暑い日が続きますが,茨城県つくば市では,毎年夏に研究機関をまわるスタンプラリーをやっています.33施設の研究機関が見学できます.

特製の「ちびっ子博士パスポート」を持って各研究機関等の展示やイベントを見学・体験してみはいかがですか? スタンプをたくさん集めて「優秀つくばちびっ子博士」を目指してください! 優秀つくばちびっ子博士などに認定されると認定証や記念品がもらえます.

一日で全部の研究機関を見学することは難しいので,今日は生物系の研究機関を,今度は自然系の研究機関を,というように,何日かに分けてコツコツスタンプを集めるのがいいかもしれません.

7月下旬は,産業技術総合研究所(7/23),国立環境研究所(7/23),森林総合研究所(7/30),で一般公開があります.

◆見学期間 平成28年7月23日(土)~平成28年8月31日(水)

◆参加資格 全国の小中学生(幼児は参加資格対象外のため認定できないので注意)

詳しくは,つくば市ホームページをチェックしてください.
http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/14271/14654/016931.html


2016年7月7日木曜日

七夕

今日7月7日は七夕,天の川の両岸にいる織姫と彦星が年に一回出会う日.

遠く離れたものたちが出会うことをプレートテクトニクスで物語ってみると…,西に進む太平洋プレートの上にあるハワイはだんだん日本列島に近づいています.下の図のように太平洋プレートが日本列島の下に沈み込んでいます.

文部科学省地震調査研究推進本部の『地震発生のメカニズムを探る』から引用

太平洋プレートは年間10cm弱で西に進んでいるので,数百万年先,数千万年先に,日本とハワイは出会うかもしれませんね.

地質標本館での展示企画

地質標本館(茨城県つくば市)の展示企画のご案内です.

1.「県の石」臨時展示

期間:2016年7月5日(火)~2016年7月18日(月)

日本地質学会選定「県の石」のうち「岩石(43件予定)」・「鉱物(44件予定)」を展示します.日本の地質研究の中心機関ならではの展示となっています.

県の石について:
http://www.geosociety.jp/name/content0121.html

2.地質標本館 2016年 夏の特別展「あの山この山どんな山?」-「山の日」制定記念 日本の山の地質

期間:2016年7月20日(水)~2016年10月2日(日)

https://www.gsj.jp/Muse/exhibition/index.html

国土の多くを美しい山林が彩る日本にふさわしい「山の日」が新たな祝日として制定されました.見慣れた山の姿に新しい発見があるかもしれません.



地質標本館アクセス:
https://www.gsj.jp/Muse/access/index.html#accessmap

2016年7月1日金曜日

2016一般公開

2016年産総研つくばセンター(茨城県つくば市)の一般公開は7月23日に開催です.

http://www.aist.go.jp/tsukuba/ja/pr/2016/



チャレンジコーナーでは,発泡スチロールの模型を使って断層の動きやすさを知る実験を企画します.これら斜めに切った5つのブロック,横から押すとBとDのブロックのみが動きます,なぜだか分かりますか???今から1億年前の恐竜たちもきっと地震を体験してたんだと思います.


その他に,
  • 「だんそう」ってなあに?
  • 実験で観察する「断層の動き」!
  • 地震を見る?! 地震を聴く?! 
などの企画もあります.

これらの企画の紹介が,活断層・火山研究部門のニュースレター6月号に掲載されています.

産総研つくばセンターアクセス:
http://www.aist.go.jp/tsukuba/ja/pr/2016/access/index.html