2016年8月17日水曜日

留学先を考える

リオデジャネイロオリンピックでは連日熱戦が繰り広げられており,日本代表選手が様々な競技で活躍をしています.

研究者にとって,海外の研究者と第一線で戦っていくためには,自分の研究が世界でどのくらい通用するのかを実際に肌で感じなければなりません.そこで,この半年ほど,海外留学を考えています.留学する手段としては,研究所内の海外派遣制度や外部資金の利用,などがあります.

留学先として一番有力なのは,アメリカ地質調査所(Unated States Geological Survey,略してUSGS)です.昨年末のアメリカ出張の際に一度カリフォルニア州メンローパークにあるUSGSの研究施設に立ち寄ってここの研究者たちと打ち合わせをしました.その訪問した際の写真をいくつか紹介します.


USGSは設立が1879年,日本の地質調査所(今の産総研地質調査総合センター)の設立時期(1882年)とほぼ同じです.


昼食では敷地内にある「TECTONIC GRILL」といういかにも地質調査所らしい食堂があり,訪問した時はこの食堂で「Tremorバーガー」を注文しました.「TECTONIC」は地質構造の,という意味です.また,「Tremor」とは振動のことで,日本列島のようなプレートが沈み込んでいる場所では,地下数十キロのプレート境界付近で深部低周波微動(Deep low-frequency tremor)という小さな揺れが発生しています.この微動の発生には水が関与していて,国内では南海地震などの巨大海溝型地震の引き金になる可能性が議論されています.



さて,Tremorバーガーの味ですが...ガブリと食いついた微動の味はsoso(まずまず)でした(笑).

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