先週は,新潟県中越地域(長岡市や小千谷市の周辺)での地質調査でした.
ここでは現在も地層が曲がりつつある「活褶曲地域」と言われていて,日本列島でも有数の歪みが集中している地域です.実際に,この地域で,2004年新潟県中越地震,2007年新潟県中越沖地震が起こっています.
通常,地層は水平に堆積していくのですが…この小千谷市片貝地区の写真の露頭(採土場)は,縦にシマシマが見えます.これは横からの強い力で曲がったために地層が90度回転していると考えられています.イラストの赤い四角で囲まれたところが写真の露頭の位置です.
ちなみに,この地区の住民の皆さんからは,「地層は縦にシマシマになると思っていた」と聞いたことがあります.この写真のシマシマを見ればそう思ってしまいますね.この片貝地区では,毎年9月に片貝まつりの花火大会が開催され,世界一の大きさ「四尺玉」がこの縦にシマシマになっている土地から打ち上げられます.
片貝まつりについて:
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