http://www.aist.go.jp/tsukuba/ja/pr/2016/
今年の企画は,「実験で観察する断層の動き」.発泡スチロールの模型を使って,地面の割れ目の様子を観察するアナログ実験でした.小麦粉粘土にコーヒーで色付けして地層をイメージして,それを横にずらして「2016年熊本地震」の時の亀裂を再現するというものです.
(模型をずらす前)
(模型をずらした後)
「2016年熊本地震」では広範囲に様々な地表地震断層と呼ばれる地面の割れ目が生じました.
「2016年熊本地震」のように横にずれる断層では「雁行亀裂」と呼ばれる割れ目ができます.横ずれ断層によってできる雁行亀裂は以下のイラストを参照してください(A:右ずれ断層.B:左ずれ断層.IEVGニュースレターvol.3 No.2(2016年6月発行)より引用)
今回のこの粘土での実験はものすごく単純なのですが,ゆっくり滑らせるのと,早く滑らせるのでは,粘土にできる亀裂の様子が違います.実験をやりながら色々と考えさせられました.
一般公開には多くの親子に来ていただき,中には恐竜ファンの子供も.恐竜のおもちゃを脇に置いていたのがウケたようです.そういえば,熊本地方でも恐竜の化石が出る地層(ジュラ紀?白亜紀?)がありますね.
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